【ウォームビズ】上手な着こなしは？ 脱・股引編

＊＊＊ 脱・股引 ＊＊＊

一方、「クール　ビズ」で戸惑った男性陣だが、「ウォームビズ」での防寒着なら股引(ももひき)など昔からの強い味方がある。とはいえ、むやみに着込むのではなく、どうせなら見えない部分にも気を使ってカッコよくスマートに着こなしたいもの。

三越日本橋本店(東京・日本橋)の紳士服担当、杉山啓之さんは「体感温度を上げるには首回り、手首、足元を暖めることがコツ。クール　ビズとは逆に、ネクタイを締めることで体感温度は２度上がります」と説明する。

ワイシャツにネクタイのスーツスタイルには、細い糸を使った薄手のハイゲージニットの重ね着を提案する。「腕周りが細く、丈が短めのセーターやベスト、カーディガンなら重ね着しても、すそがだぶついたりモコモコせずに働きやすい」と杉山さん。やぼったくならないように今年のトレンドカラーの紫などを組み合わせるのがポイントだ。

ノーネクタイの職場ならツイードなど厚手の素材を使った上着に、タートルネックやハイネックのセーター、ジップアップ(ファスナー付きのニット)のカーディガンもおしゃれだ。

洋服に加え、ロングホーズと呼ばれるひざ下までのソックスや、くるぶしまで覆うハーフブーツで、足元からの保温を勧める。